「手放す」ということ

人生の目標

先日、シンパシーセッションを受けさせていただきました。

最初に、問題や悩んでいることなどを訊かれたので、私の課題・・・というよりも、人生の目標(使命)について、ファシリテーターにお伝えしました。

バラバラな家族

私には、姉2人、そして兄が1人います。
今は皆、お互いに連絡を取ることもなく、やや疎遠状態。

特に2番目の姉(次女)は親からも縁を切られ、そして1番上の姉(長女)や兄からも避けられています。

というのは・・・お恥ずかしい話、家族だけではなく親類からもお金を借りたまま・・・になっているからです。

長女にいたっては、大切にしていた真珠のネックレスを次女に「貸して」と言われ、貸したまま戻ってこない。
なんと!次女は長女の知らないところで、質屋へ売っていたそうです。

その後、次女から一言の詫びもなく、それでも平然と連絡を取ってくる態度に、長女は何年経っても怒りが収まらない様子。

兄も、次女には何度も痛い目にあったようです。

予想外の答え

唯一、私だけは被害に遭うこともなかったので、なんとか家族間の絆を取り戻そうと、何年もかけて親や長女、兄、そして、時々次女に連絡をしていました。

その経緯をファシリテーターに話し、私の目標を伝えました。

「私の今世の目標は、家族を繋ぐことです」と。

するとセッション後、ファシリテーターから予想外の質問がきました。

「それは、誰の想い?そしてそれは、あなたが本当にしたいことなの?」と。

「もちろんです!」と言おうとした途端、私は氣付いてしまったのです。

『次女と家族を繋ぐことを、誰からも頼まれていない・・そう、それは私の想い。エゴかもしれない』と。

180℃変わったこと

確かに、私以外みんなそのままでも平氣な様子。

ましてや長女、兄に至っては、次女とはこのままでいいと言う。

「私は一体誰のために、何のために家族間を繋ごうとしていたのか・・・。
私の想いだけで、ミッションにしてしまっていた。エゴだった・・・。」

様々な想いが交差し、セッション後しばらくは呆然としていました。

頭の中が全く整理できず、そこには目標を失った私がいました。

その後、時間をかけ、ゆっくりと頭も心も整理をしました。

それまで家族を繋げることに神経を使っていた私はいつの間にか消え、「みんながよければ、それでいい」というような考え方になりました。

そうなんです!
エゴを手放したお陰で、背負っていたものがなくなり、とても氣が楽になったのです。

手放すことは、とても勇氣がいること。
なぜなら、それまでの自分が崩れそうになるから・・・

一人では決して氣付くことはなく、もしかしたら今もずっとエゴに捕らわれていたのかもしれません。

シンパシーセッションでは、心の奥深いところにいる自分と出逢い、自分では氣付けない世界に私を連れていっていただきました。

今でも、「使命だった!」と思い込んでいた自分がいたことが、信じられないくらいです。

本当に、ありがとうございました。

今後もまた、よろしくお願いいたします。

(A様)